CO2インキュベーター向け半自動切替装置
ガス供給を2系列に分けて、ガス供給中に片方のガスボンベが空になると、もう片方の系列に自動で切り替わる装置です。
シンプルな設計と高いコストパフォーマンスにより、インキュベーター用の炭酸ガス供給設備として最適です。
半自動切替装置は複数の圧力調整器で、一方の系統が空になると他方からの系統に自動的にガスの流れが切り替えるので、ガス切れ防止に最適です。
半自動切替装置は複数の圧力調整器で、一方の系統が空になると他方からの系統に自動的にガスの流れが切り替えるので、ガス切れ防止に最適です。
また、警報ランプ点滅と警報音により、片側系統のガス切れをお知らせしますので、視認性に優れ、ボンベの交換し忘れを防止します。
半自動切替装置 仕様例
一次側圧力計 | 25MPa |
一次側圧力 | 15MPa |
使用圧力計 | 0.1MPa |
使用圧力 | 0.01~0.06MPa |
材質 | C3604B |
流量 | 最大5L/min |
電源・電圧 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 25VA |
電源コード | 3mアース付プラグ |
寸法(W×D×H) | 700×285×1690 |
- 使用限界流量以上は、調整器内部が凍結するため使用できません
- 装置への接続の際は、必ず装置側の規格に合った継手・チューブ等をご使用下さい
- 使用する室内では酸欠を防止するため換気を十分に行ってください
ボンベ本数、上記以外のガス種、流量、ご使用用途に合わせてた受注製作・販売もご相談承ります。ぜひ一度お問い合わせ下さい。
炭酸ガスの特性
インキュベータで良く使用される炭酸ガスは液化ガスです。
ボンベ入り液化ガスは容器内で気液平衡となりその時示す圧力は一定です(飽和蒸気圧)。
飽和蒸気圧は液化ガスの量、気相部体積大小によって変わるものでなく、温度と液化ガスの種類によってのみ定まります。
したがって、液化ガスである炭酸ガスは、内容量が減少しても圧力が一定であるため、ガスが切れる直前まで圧力の降下がわかりづらく、ガス切れを起こしやすいと言えます
ボンベ入り液化ガスは容器内で気液平衡となりその時示す圧力は一定です(飽和蒸気圧)。
飽和蒸気圧は液化ガスの量、気相部体積大小によって変わるものでなく、温度と液化ガスの種類によってのみ定まります。
したがって、液化ガスである炭酸ガスは、内容量が減少しても圧力が一定であるため、ガスが切れる直前まで圧力の降下がわかりづらく、ガス切れを起こしやすいと言えます
半自動切替装置の原理
半自動切替装置は合計3つの圧力調整器により構成されています。切替装置に内蔵されているものが2つと、出口側に1つです。内蔵されている2つの調整器はそれぞれ設定圧力を持ち、設定圧が高い方よりガスが流れます。そして、ガスの使用に伴いボンベ元圧が設定圧より低くなると他方の系統よりガスが流れます。空のボンベを交換する前に切替ハンドルを供給側に倒し、充填されたボンベに交換することにより、左右それぞれから持続的にガスを供給することが可能となります。
切替ハンドルは右側(設定B側)に倒し、AよりBを高く設定してあります。
調整弁の二次側はそれぞれ中央側で、設定より二次側の圧力が高くなるとその弁が閉じます。
A<Bなので、先に左側が閉じ、右のボンベからガスが供給されます。
調整弁の二次側はそれぞれ中央側で、設定より二次側の圧力が高くなるとその弁が閉じます。
A<Bなので、先に左側が閉じ、右のボンベからガスが供給されます。
右ボンベの圧力がAより下がると、Aが開いて左側からガスが供給されます。切替ハンドルの設定で右へはガスは流れません。
切替ハンドルを左に回して、右のボンベを交換します。この間も、ガスは供給し続けることができます。このとき、右の調整装置はAより低いCに設定して、次の切替に備えます。
次の、左ボンベ交換時に右の設定をBにもどし、サイクルを繰り返します。
次の、左ボンベ交換時に右の設定をBにもどし、サイクルを繰り返します。