安定同位体と特殊ガスのタツオカ

研究分野に特化したガスのトータルサポーター、タツオカ。
レスポンスに重点をおいた体制で、シリンダー、キャビネット、配管、装置機能までの供給をトータルにエンジニアリング

地学研究と安定同位体

水の同位体比で、降水の様子が分かったり、酸素の同位体比で、気温がわかります。南極やグリーンランドの地下深いところにある氷やその中の空気を調べる事で、太古の気候の様子を推定することができます。

希ガス

大気の循環は水で調べますが、岩石の循環は希ガスで調べています。
岩は、火山の溶岩として地表に現れ、雨や川によって削られ、堆積し、地殻の沈み込みで、地球内部に引き込まれ、また、溶岩として地上に出るといった具合に、循環しています。
希ガスは、地球内部ではほとんど存在していないので、地表(大気)、地殻、その下にあるマントルでその同位体比が大きく違っています。また、安定なので化学変化を受けにくく、固有の同位体比を持った岩を追跡調査しやすくしています。
さらに、放射性同位体のカリウムがアルゴンの同位体に壊変することを利用して岩の年代測定も行われています。炭素の放射年代測定は、遺跡などの年代測定でおなじみですが、岩石の場合、時間軸がもっと大きい、つまり半減期の長いものが必要でした。

また、鉛の同位体比の研究からは、地球が隕石と同じ頃にできた事が推定されています。地球では、ウランが崩壊して鉛になるので、鉛の同位体比が変わります。隕石にはウランがないので、隕石の鉛の同位体比はそれができたときと変わらないはずです。いろいろな年代にできた鉛とその同位体比のグラフ上に、隕石もぴたりとのることが分かりました。地球の鉛も最初は隕石と同位体比がおなじで、ウラン崩壊で鉛の同位体ができた分だけちょうど変化していると解釈できます。
 地球の構造