安定同位体と特殊ガスのタツオカ

研究分野に特化したガスのトータルサポーター、タツオカ。
レスポンスに重点をおいた体制で、シリンダー、キャビネット、配管、装置機能までの供給をトータルにエンジニアリング

安定同位体と食物連鎖

食物連鎖研究における安定同位体比

食物連鎖では窒素 15N の安定同位体比が濃縮されることが知られており、炭素 13C の安定同位体比はその食物が生産された植物の固有値を示すことがわかっています。

窒素の安定同位体比と食物連鎖

窒素のイメージはアンモニアや尿素、大気汚染物質の窒素酸化物と、良くありませんが、アミノ酸や蛋白質などにふくまれるもので、生物にとっては非常に重要な元素です。遺伝子情報を担う DNA を構成する4つの塩基にも窒素がふくまれています。
窒素が微生物や一部の植物によって、窒素化合物に変化するとき(窒素固定)や、それ食べた動物がアミノ酸や蛋白質を作るときや、それらを分解するときに、同位体の比率が変わります。これを分別といいます。食物として含まれる窒素の同位体は、その動物によって、濃縮されるので、その動物をさらに食べる動物は、さらに高い同位体比をもつことになります。 動物では、尿として窒素が捨てられるときに、この分別がおきるのが主な原因とされています。

炭素の安定同位体比と食物連鎖

植物が二酸化炭素から光合成をおこない、でんぷんなどを作るときに、分別がおこります。この場合、 13C は減っていきます。また、植物によってその光合成の仕組みがちがい、分別のおこり方も違ってきます。最終的に、植物によって、安定同位体比が違うことになります。動物が栄養として、炭水化物を利用するときは、大きな分別は、窒素のときのようにおこらず、もとの植物が作り出した炭素の同位体比を保つことが知られています。
食物連鎖